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【探し方】虚弱体質・病弱の仕事選びアドバイス-家庭教師編

病弱・虚弱体質の仕事 (家庭教師)

◆この記事の説明◆

元虚弱体質の筆者が、疲れやすい人に向けて「仕事選びアドバイス」を書いたものです。

  • 体力がない人
  • 鬱(うつ)の人
  • 体が弱い人(虚弱体質・病弱)

仕事探しに悩んだときに参考にしてください☆

ぜんぶ、鬱の時の実際の経験をもとに書いています^^

仕事を始めようと思った時、
病弱虚弱体質の人や体が弱くて悩んでいる人は、

「キツくない仕事か」
「自分でも続けられそうな職場をどうやって探せばいいのか」

仕事選びは色々不安ですよね。

そんな方に向けて、
元虚弱体質で体が弱い私の「実経験」を元に

  • その職場を選んだ理由
  • 働いてみて「良かったポイント」
  • その仕事を選んで「後悔したポイント」
  • 辞めた本当の理由
  • 職場選びのアドバイス

など、職業別に語っていこうと思います

そんな職場選びシリーズ、第5弾は、「家庭教師編」!

病弱・虚弱体質な人、仕事しようと思ったら、是非読んでみてくださーい^^

リスさん
家庭教師の仕事って、教えれるか不安だよね
リスねえ
そうだよね。でも実際働いてみたら勉強以外で大変だったことの方が多かったよ!
結論!

◆家庭教師のメリット・デメリット◆

メリット

  1. 自分の予定次第でシフト組める
  2. 自分の得意分野で担当案件(生徒)を決められる
  3. 生徒の頑張りが自分のモチベーションに変わる

デメリット

  1. ドタキャン・すっぽかしは時間を無駄にする
  2. 相手方と予定が合わなければ稼げない
  3. 受験生を担当すると集中勤務が必要
  4. 勉強以外の家庭の相談事等も対応しなければならない。相性次第ではストレスに。

目次

何で家庭教師始めたの?

  1. 短時間で稼げる
  2. 体の負担が少なそう
  3. 時給が高かった
  4. 相手と直接予定を調整できる

ことがメリットでした。

興味本位で家庭教師サイトに登録をしていたら、ある日登録していた家庭教師サイトから連絡があり

「近所で家庭教師の先生が見つからないから」と担当者から泣き付かれ、まあこれも縁かと思い、家庭教師の仕事を始めることになりました。

中学生で数学を教えてほしいということでしたが、いざお宅に行ってみると、特殊案件な中3の女の子でした。

条件<担当から聞いていた話>

  • 中学生の女の子
  • 素直な子
  • 数学を教えてほしい
  • 1時間2000円の週1回
  • 交通費支給

当時めちゃくちゃ忙しかったので、数時間で高収入もらえるのはいいかもと思いました。

<行って判明したこと>

  1. お家が不衛生過ぎる
  2. その時点で、受験の半年前を切っていた中3の受験生
  3. 過去のテストは、「2点」「1点」・・・(※100点満点です)
  4. 引きこもりで内申点はゼロに等しい
  5. 何言っても返事がない

まず、お家が猫屋敷で、歩く度にホコリや猫の毛が舞い、息苦しい。
彼女の部屋は窓とか10年くらい空けてなさそうで、空気が悪い。
そして、部屋の全方面に、NEWSの小山君の顔のポスター。
どこ見ても、小山君と目が合います・・・・笑

絶対、精神衛生上良くないご家庭だ・・・
瞬時に悟りました。

あと、よくドラマで見る「お茶をどうぞ」とか、そんなんも無かったです。
挨拶もそこそこに、すぐに、窓を開けて空気の入れ替えを行いました。

前家庭教師の方針を確認し、絶望的になる

家庭教師を前にもお願いしていたとのことなので、方針を確認することにしました。
テストを見ていると、まず、因数分解のテストなのに
足し算、引き算、掛け算、割り算が怪しい。

仮に問題出してみると、足し算が出来ない。そして、鉛筆と消しゴムが上手に使えない。
消したいところを消せず、ちょっとズレたところを消しちゃう。
これは、根本的に障害を持っているなと思いました。

なのに、前の家庭教師は
因数分解を教えており、案の定テキスト全部、×でした。
彼女の回答を全部、×印にして、模範解答を赤色で書くだけ。。。
なんやこの仕事ぶり。こんなの、家庭教師の意味ないやん。。。
そりゃ家庭教師のこと嫌いになるよね。勉強、嫌いになるよね。

全家庭教師の方針に憤慨し、運営会社に警告を促すつもりであることをお母さんを呼び付けました。。。

母親を説教して分かった彼女の立場

そこで、判明したのは、

  1. 彼女は小学生から不登校だったこと
  2. お母さんはいい人だけど、話が通じない(理解が乏しい)
  3. 弟は学習障害(お母さんも、彼女も確実に学習障害と納得)
  4. お父さんは障害を認めたくない人

どおりで、足し算とかできないわけです。。
単刀直入に「生徒(彼女)も絶対に学習障害。適切な勉強が必要」だと伝えたのですが、
「父親は、障害とか認めたくない人。どうしても公立高校に入れたい」とのこと。

その後も母親は
「学校に行きたがらないので、小学校の時は私が宿題してあげてたんです~~」とか言っていたので、

「判断能力がない小学生から勉強の機会奪っておいて、公立高校受けろとかあまりにもひどすぎますよ」と正直に言いました。
もう手遅れになってから家庭教師付けられて訳分からない因数分解を一方的に教えられて、しかも父親からはプレッシャー掛けられていた彼女が可哀そうで仕方なかったです。

悩んでいる女性

高校合格のために直談判する

内申点0で、足し算や引き算が分かってない人間に公立高校受験はハードルが高すぎます。

「週1回ではどのカリスマ先生使っても彼女には難しい条件としか言えません。残りの4ヶ月間、週3回でシフト入れて一番ランクが低い私立高校に入れることなら出来るかも」

と正直に提案しました。

母親がその後父親と相談して、無事週3に増やすことが出来ました。

ちなみに、初日は1時間の予定が、(お母さんの説教含めたら)3時間になりました。
でも、これは彼女の人生のためにお金よりも優先すべきことだったと心の底から思ったので、
1時間のお給料でも苦にはなりませんでした。

役所イメージ5

運営会社にクレーム

3時間拘束された後に、運営会社に
「聞いていた話と違う。これは特殊案件です」と訴えました。

が、運営会社も本当に利益重視で、彼女のことなんてどうでもいいようでした。
また、前家庭教師にペナルティもないようです。

とにかく、希望する家庭に教師が配置されることだけが目的の運営会社でした。
話が分からない担当に疲れ、

週1回から週3回に直談判で変更した
ということだけを伝えました。

何でこんなにも大人って無責任なんだろうと、もう悲しくて悲しくって泣きたくなりました。

2回目から教育方針変更

数学は捨て、英語だけで受験に臨む方針にしました。

何故かというと、
数学は、小学校からやり直さないといけないのですが
英語は中三まで3年しか習っていないので、

「3年間のブランクはすぐ埋められるはず」という方針です。

「英語は3年間だけしか遅れてないから」っていう声掛けが効いたのか、(心の負担が少なくなってきたせいか)英語の宿題は全部解いて来るようになりました。

途中で、音信不通になる

何回か続けて順調に勉強していた彼女ですが、ある日突然、
「具合が悪いので~」と、キャンセルになりました。

しかも、家の前にもうすぐ着くっていう頃にです。
ずっと勉強していなかった子からすると、追い込みで勉強は辛かったかと思います。

でも、
家から40分くらいかけて行ってバイトドタキャンは辛い
結局、無理させても仕方ないなと思い、また40分かけて家に帰りました。
もちろん、バイト代や交通費の支給は無いです。

お母さんには今日家庭教師無くなった~としか言っていないんだろうとは思いますが、
母親にはチクらずにおきました。
とっても素直な子だから宿題が出来てなかったから、気にしているのかな?とも思いました。
本人のやる気を出してくれないと何も出来ないので連絡がまた来るまで待つことにしましたが

なんと1週間全部のバイト予定キャンセルになりました~~

時間を空けていたので、その分お給料が入ってこなかったのは辛かったです~~

自分の都合も調整できるけど、基本、相手ありきの職業です。必ず期日までにこの金額が必要と言う人には要注意なバイトですね。

受験は成功

その後、英語が彼女にヒットし、近所の私立に奇跡の合格をしました。

もちろん、
This is a dog

とかからスタートです。
週3回で、WhoとかWhatの使い方までしか教えられませんでしたが、前向きに取り組んでどんどん宿題がこなされていく毎週は、とっても感慨深かったです。

まとめ

<メリット>
教えている間は体を動かすこともないし、体はとっても楽な仕事です。
そして、信頼関係が構築できたらお互いに精神的に楽になるので、精神的負担も少なくなります。
また、自分の体の調子で予定を調整できるのもメリットです。

<デメリット>
相手に何かが有った時はいくら時間を空けていたとしても働くことはできないこと、
たまには勉強終わってから時面談に間を割かないといけないので、
時給は良いけど、その分デメリットはあります。

また、受験生を持ったら出来るだけ生徒の予定と合わせないといけないこと、
また、少しでも風邪の兆しがあるとバイトをお休みすることも必要になってきます。

リハビリのように仕事をボチボチ始めたい人にはぴったりな仕事ですが、収入だけのための仕事には、向いていないです。

家庭教師は塾にも行けず、個別指導にも行けない(お断りされる)子にとってみたら、頼りの綱なのかもしれません。
この案件は特殊過ぎますが、特殊な案件が少なくないのかもしれないなと思います。

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