◆この記事の説明◆
元病弱・虚弱体質の筆者が、疲れやすい人に向けて「仕事選びアドバイス」を書いたものです。虚弱体質が公的機関で勤めてみて感じたメリットとでメリットをお話していきます。
- 体力がない人
- 鬱(うつ)の人
- 体が弱い人
仕事探しに悩んだときに参考にしてください☆
ぜんぶ、鬱の時の実際の経験をもとに書いています^^
仕事を始めようと思った時、
病弱や虚弱体質の人や体が弱くて悩んでいる人は、
「キツくない仕事か」
「自分でも続けられそうな職場をどうやって探せばいいのか」
仕事選びは色々不安ですよね。
そんな方に向けて、
元虚弱体質で体が弱い私の「実経験」を元に、
- その職場を選んだ理由
- 働いてみて感じたこと
- メリット
- デメリット
- 職場選びのアドバイス
など、職業別に語っていこうと思います!
そんな職場選びシリーズ、第9弾は、「公的機関編」!
病弱・虚弱体質な人、仕事しようと思ったら、是非読んでみてくださーい^^
https://naturallylife.net/kyojyaku-work-keiken-all/
→<追加>在宅ワークについて
私は正社員で現在7年勤めています☆
▼なぜ公的機関を目指そうと思ったのか
https://naturallylife.net/gensyoku-riyuu/
公的機関ってどんなところ?種類は?特徴は?
公的機関を一言で言うと、国や市、都道府県の関係機関です。
立場で言うと、公務員でもなく、会社員でもなく「団体職員」という区分になります。
公的機関の種類や特徴は?
公的機関には、独立行政法人、公益法人、財団法人、、、色々な種類があります。
主に、国や都道府県に代わって公共事業を行っています。
例えば、国の職員である国家公務員は、法に関係する制度を作ったりする仕事が優先ですし、
仮にそういう人たちが普段ハローワークの窓口とかでサービス業を行うばかりでは法整備が間に合いません。
ハローワークの人は、キャリアコンサルタント等の専門的知見がある人が働くのが一番効果が出るし、効率的です。
そういう訳で、公的機関は、国がカバーしきれない部分や、国家公務員が直接行わない方が良いような部分を、
国や都道府県に代わって仕事をしています。
公的機関の仕事の特徴は?
公的機関の事業の一番の特徴は「完全なる営利組織ではないこと」だと私は思います。
例えば、先ほどのハローワークの例で言うと、ハローワークは就職したり転職したい人も通う場所ですが、
転職エージェント(転職を支援することを生業としている会社)とは違います。
営利(もうけ)重視で国の事業を任せるのは適切では無い場合もあるからです。
エージェントは、転職してもらって初めて利益が入る仕事です。
極論言えば、エージェントで勤めている人はどんどん利益が出るように求職者に就職して欲しいし、
出来れば自社にとって沢山利益がある転職先に入社して欲しいのです。
エージェントで勤務している人も生活があるので、基本は会社の売り上げになるように働くことが求められるでしょう。
公的機関に勤めてみてどうだったか?
公的機関に正社員として約7年勤めてきて、感じたメリットデメリットをお話します。
公的機関の中でも色んな職場があるので一つの参考例として貰えればと思います。
公的機関で働くメリット
公的機関で実際働いてみて感じたメリットやデメリットをお話していきます♪
私は国家公務員、公的機関の友人が多く、50法人くらいに知り合いが居ます。
その人たちと話す中で見えてきた、色々な公的機関で働く人の姿をお話します。
有給が使いやすい・1時間単位で使用出来たりする
これも各法人や部署によりますが、平均すると一般企業と比較してお休みが頂戴しやすいです。
ただし、全部好き勝手に有給が取れるわけではありません。
働いてきた中や見てきた中では、5種類くらいの環境があると思います。
- 「当日でもお休み可能」多少忙しくても「当日早退も全然余裕」。
- 「ずっと前に申請していた場合、快くOK」「当日は少しとりにくいけどOK」
- 「ずっと前に申請していた場合、取得可能」「当日取得は超気まずい」
- 有給取りにくくて機能しない。冠婚葬祭系なら取れる
- 冠婚葬祭だろうが取得できない(取得できない雰囲気含む)
▼各部署の職場や上司の反応を雰囲気でまとめてみました。
各職場(部署)の有給への反応 | 割合 |
①「いつでも有給取得可能」
「多少忙しくても当日早退も全然余裕」 |
2割 |
②「ずっと前に申請していた場合、快くOK」
「当日は少しとりにくいけどOK」 |
4割 |
③「ずっと前に申請していた場合、取得可能」
「当日取得は気まずい」 |
2割 |
④有給取りにくくて機能しない。
ただし、夏季休暇は取得を命じられる。 冠婚葬祭系なら取れる |
2割 |
⑤冠婚葬祭だろうが取得できない
(取得できない雰囲気含む) |
0割 ※昔は2割 |
頑張っていれば給料は保障される、給料は安定している
担当する事業プロジェクトを真面目に準備していたのに結果が振るわなかった場合、
結果主義の一般企業なら給料やボーナスに影響するものの、公的機関では給料・ボーナスにほぼ影響しません。
極論言えば、コツコツ真面目にやっていることは結果が出なくても報われます。
「結果主義ではなく、過程を重んじている??」
私はそう感じています。
ここはメリットでもあり、デメリットでもあると思います。
一般企業では経験できないことが経験できる
公的機関では、民間会社では扱えない統計などが入手できたりが出来る事もあり、すごく勉強になることも多いです。
また、公共事業は影響力もあるため、やりがいには繋がります。
ただし、「公的機関」は多岐に渡るため、働く場所によってはタスクをこなすだけの職場もあるため何とも言えない部分はあります。
病休・育休・産休等の休暇は問題なく取れる。復帰も確実。
病気休暇や育児休暇・産前・産後休暇に関しては、ほぼ確実に取れると思った方がいいです。
女性でも安心です。
ただし、法の範囲内です。ガチガチに制度化されているので、個別の融通は利かないところは企業とは異なります。
公的機関のほとんどは、国や都道府県に準じている事が殆どなので、国家公務員や地方公務員と制度は殆ど同じです。
クレジットや家のローンなどは通りやすい
家のローンや不動産(賃貸)は通りやすく、
クレジットもランクが高いカード以外なら通ります。将来の家族計画等をプラン通りに建てることが出来るのは嬉しいですね。
職員は真面目で穏やかな人が多い。
一般事業会社で働く人と比べ、(給料は同期間で同じなので)競争意識はあまり無い人が多いです。
ギラギラしている野心家は少なく、落ち着いている人が多いです。
また、若干コミュ二ケーション苦手な人も少し多めなのはデメリットです。
公的機関で働くデメリット
もちろん、公的機関で働くにもデメリットはあります。
変化を嫌う風土で、保守的。
特に上の世代は、「何か面白いことをしよう」とする考えは殆ど無い人が多いです。
より、「波風を立てない」ことが重んじられ、新しいことをしようとすると、ほぼ皆に全力で拒否反応を示されます。
「新しいことするって、それだけ労力がいるよ?」「色々調べたりしないといけないよ?」
「いつものでいいじゃん!やつなら失敗しないよ?新しくやって失敗したらどうするの??」
それを撥ね退けて、上司を説得出来開ければ新しことは出来ません。
逆に上司への説得で一番説得力がある魔法の言葉は「前年通りです」。
これでだいたい承認されます笑
転職した事がない人が多く、年功序列で上に倣えの雰囲気。
新卒から入社し、殆どの人が定年まで辞めないので、課長になろうと次長になろうと部長になろうと昔のままの上下関係があります。
また、昇給が実力ではなくほぼ自動更新だから、自分の上司を超えることが無く、完全なる年功序列が仕上がります。
だから、昔の上司の願い事は聞いちゃうみたいなのは多いかも。
ある意味楽だよね。家族計画立てるとかにも便利だね。
結果を出してない人とも、ほぼ給料同じ
各法人、人事の評価システムがあるとは思いますが、あまり機能していないことも多いです。
殆ど上司(課長・部長)は皆に同じ点数を付ける慣例があるからです。
あまり例えば、A,B,Cという評価の選択肢があるとすると、おそらくほぼBです。(A貰ったとかだと結構有名人になりますw)
もしAやCをつけようと思うと、その人だけBじゃない理由を用意しなければなりません。
余談ですが、
一度、(明らかに立場の割に)責任を伴う仕事をする事になった時にA評価を受けた事があります。
そのときは同期達に「マジ?Aって本当に存在する点数なんだ…」と驚かれました。
(給料は結局年収で〇千円とかしか差は付きませんでした。。やはり士気は下がります)
でも、上司から評価の気持ちは嬉しいね。
仕事のなすりつけ合いが多い
とにかく自分の仕事を理由つけて他の人の仕事に回そうとする人が居ます。
その不毛なやり取りをしてるだけで時間の無駄だと思うけど、そういう意識が無い人もいます。
こういうタイプは企業の人でも一定数いますが、やってもやらなくても同じ給料な所も正直多く、公的機関の方が多い気がします。
どの会社にも1人は居るよね、こういう人。
ずっと公的機関に勤めている経歴だと、転職は若干不利
転職活動をしたことがありますが、相当上手にエントリーシートを書かないと公的機関の肩書だと書類選考で落ちるケースが多い気がします。
「やる気無さそう」「楽して仕事してきたんでしょう」「毎日定時上がりでしょ?」と思われていることが多く、
なかなか面接まで取り合ってくれません。(資格とかがあれば別です)
同じエントリーシートでも、エージェントを通して企業に直接交渉してもらうとやっと面接までいくこともありました。
でも、エージェントの人の手前、面接をしただけで、「ホワイトなんだと思うし、辞めない方がいいと思うよ?」とか面接担当者に言われる始末でした。
というのを確認したくて試して来てる質問だった可能性は高いです。
企業でも通用するスキルを持っている人でも、長期間勤めてきての転職は難しいと覚悟しましょう。
病弱・虚弱体質が公的機関で働いてみたまとめ
「お堅い雰囲気」「保守的」「給料は安定しているけど薄給」・・・
入社する前にもそう想像していたけど、実際入社してからもあまりイメージが変わることはあまり無かったです。
部署によっては本当に残業が多いのには驚きました。
色々とメリットとデメリットを挙げてみましたが、あなたがもしどこかの公的機関で働くことになったとしたら実態は違うこともあります。
公的機関は驚くほど細分化されており、色んな職場があるからです。
(とは言え、色々な他の法人の人に聞き取りをして書いていますので、平均的な内容になるよう努力してます。ご安心ください。)
また、今はワークライフバランスを国の方針でも重視するようになってきているため、どんどん組織が変貌を遂げているタイミングです。
もっともっと働きやすくなりますので、あなたがもし入社を考えているのであれば、その時はまた違った風土に変わっているかもしれません。
(実感としては、ここ1年や2年で劇的に職場環境が改善されています)
例えば、有給に関して言えば、
特に、今は「有給消化率」が、課長や次長などの管理職クラスの目標になっているため、逆に忙しくても有給を取得しないと注意をされる事すらあります。
また、残業で言えば、
今まで上の人が帰らなければ帰れなかったような雰囲気も無くなりつつもあります。
ずっと早く来て遅く帰る人が「凄い」ような風潮がありましたが、それも称賛されなくなってきました。
これからまた変化していくのでしょうし、職場によって雰囲気は違うことが多いので敢えて言及はしませんが、働きやすくなって来ては居ると言えます。
- 有給は貰いやすいので通院都合はつけやすい
- 厳格で保守的な雰囲気なので、人によってはつまらなさがあるかも
- 給料は多くはないが安定はしている。人生設計はたてやすい。
- 結果主義ではなく過程主義な部分がある
- 刺激的なことをやりたいより、落ち着いて仕事がしたい人向き
▼他の仕事の体験記が見たいなら
https://naturallylife.net/kyojyaku-work-keiken-all/
▼虚弱体質の改善について知りたいなら
https://naturallylife.net/kyojyakutaishitukokuhuku-hituyou8/
コメント