公務員の仕事は、楽?現役公的機関の職員の私が、
病気がちの人や体が不安な人に公務員をおすすめする理由を書いています。
働く意欲があり、能力がある人は休みを理由に職業人生諦めて欲しくないという思いがあり記事作成しました。
病弱・虚弱体質の人、体が弱くて心配な人にもおすすめです。
病弱・虚弱体質で、現役の公的機関の職員(10年弱)をしている私は、自分が実際働いてみて、
病気がちな人や体の心配・不安がある人に公務員の仕事がおすすめだなーと思っています。
その理由を纏めてみました!
(公務員とは、行政系の事務職のことを指してお話ししています。)
病気や体のことが心配だと、安心して働くことが出来ない。
正社員やフルタイムで働く場合、病気や怪我の心配があると安心して働くことができませんよね。
そして、働くことが出来たとしても、安心して続けられることはできません。
だからと言って、半日程度で働くようなパートやアルバイトで生計を立てるとなると、生活は安定しにくいし
将来の見通しが立たなくて将来の不安が尽きないなと感じる人も多いのではないかと思います。
精神的にも安定して、仕事が出来ればいいなと思ったりしませんか?
仕事選びの時はすごく悩みました。
病気や怪我で体調を崩しても、休みがとりにくい職場は多い
長い人生、誰しも1度や2度は体を壊す人も居るでしょう。
でも、
怪我や入院で仕事を休む制度はあったとしても、仕事を休めない職場は多いです。
また、どうしても売り上げや業績に響くのでお休みを申請できない人も多いのではないでしょうか。
本当に体が辛いときに仕事を休めないと、本当に辛いですね。
休暇を取ると挽回のチャンスがなくなる職場は多い
仮に休みが取れたとしても、その休みの期間分をしっかりと挽回できなかった経験はありませんか?
挽回するには、また同じ職場で働くチャンスが必要です。
復職が出来なければ残念ながら職場を辞めなければいけませんし、キャリアを諦めなければいけません。
しかし、せっかく会社のために働き続けてもやめなければいけない職場、挽回する意思があってもそのチャンスを与えて貰えない職場は多いです。
休職者に対する理解が少ない職場は多い
やむを得ない体調不良でお休みをしてしまったことで、職場に居づらくなったり、逆に仕事を与えて貰えなくなる人も少なくないでしょう。
白い目で見られたり、迷惑がかかった人から責められる職場には戻るのは辛いです。
でも、誰しも体調を崩すこともあるのでは?と思います。
お休みを取るには、復帰するには、休んだ人への理解がある職場というのが必須条件ですよね。
休みが職業人生に響くようならば、安心してお休みも取れないでしょう。
実際休職を経験してから気づいたこと
私は病気休暇を2回取得していますが、このたびに「ああ、ここで働いていて良かったな」と実感しています。
実際休んでみて感じていること、病気休暇を取ってみて分かったことを書きます。
病気休暇期間があっても昇給には響きにくい
私は体が弱く、過去2回病気休暇を取得しています。
潰瘍性大腸炎の悪化などで、計90日間を2回もお休みしており、併せて約半年も休んでしまっています。
しかし、キャリアは順調に積まれており、同期と同じようなキャリアを歩んでおります。
何なら、期待されているルートで異動を辿っている方で、人事評価は全職員の上位5%の評価を頂戴しています。
過去に病気休職の期間があろうが、終わってしまえば人事評価には響かないのではないかと思います。
病休中にも給料がある
病気で休暇し3カ月近く連続して休んでいましたが、給料については変わらず満額支給ことになり、大変驚きました。
(※通勤はしていないので、通勤手当は支給されていません。また、その他手当などは支給されないものもあります。満額支給は90日まで。
ちなみに、公務員以外は「傷病手当金」という形で、最長1年6カ月間は給料の2/3の金額が支給されます。
入院や通院にはお金が必要なので、本当に助かりました。
- 独身
- 親・兄弟と絶縁
- 会社でまだ3年目であまり貯金が無い
こんな私にとっては給料は生命線だったので、相当な心の支えになりました。
(休みが長くなる場合は、減額されていきますし、無給になりますので要注意です)
居てられないような雰囲気がある職場が大半だよね。
万が一の時でも給料が出るかどうかは違うよね。
※ボーナスにはもちろん影響があります。
公務員の「ここが良かった」
私が公務員になってココが良かったなと思った具体的な部分をお話ししていきます。
具合が良くないときに無理して働かなくても良かったこと
私は、具合がよくなくても働くしかないと思っていました。
でも、それすら出来なくなった時に上司に正直に打ち明けると意外な答えが返ってきました。
「医者が休めと言ってる時はグッと休んで、その後は今まで通りしっかり働いて欲しい」
職場の上司は、逆に全力投球できないまま働くと職場にとっても悪循環だと説明してくれ、私の体の事も真剣に考えてくれていました。
職場の人のためにも、万全な体制で働きに来て欲しいと言ってもらえたので、それ以上の病気を悪化させずに済みました。
休職をしても周りの人の理解があったこと
病気をしても周りの人が理解を示してくれたことには本当に助けられました。
それは、普段の仕事の評価と、病気のことについて切り分けて評価してくれたことを実感したからです。
「病気さえ治れば、またきちんと働くことが出来る」と信じてくれて職場の人が自分の復帰を待ってくれていたことから、それがヒシヒシと感じられました。
上司も、病気で何度も入院をしてしまったことがある人だったので、自分の経験を話してくれて「しんどい時はお互い様」と言ってもらえました。
そう快く送り出してくれたからこそ、気持ちよく療養に入ることが出来ましたし、療養中は病気を治すことに専念出来ました。
長く務める人が多い職場ならではだと思うのですが、「誰しも体を壊すことがある」という理解があったことは本当に救われました。
上司の気遣いや職場の人の配慮には涙が出ました。
やむを得ない理由で休職するには?必要だったものは?
職場からお休みを貰うには、きちんとした病気休暇の手続きが必要でした。
必要書類は?
必要だったものは、「医師の診断書」。
何日間休まなければいけないのか?
お休みの期間はどう過ごすべきなののか?など、主治医に書いて貰う必要があります。
職場では、そちらの医師の診断をもとに手続きをすることになります。
職場あてにはこまめな連絡を入れる事
また、療養中は、こまめな連絡が必要です。
病状についてや検査日や検査結果など、職場にはこまめに連絡を入れる事が必要です。
回復次第では早めに復帰できることや、検査結果が思わしくない場合に休職の延長手続きが必要となるので、
「いつ復帰できそうか?」に関わる情報は職場にはすぐに入れておくことが必要です。
日頃から、お休みをさせて貰えるための努力は大事
公務員という理由だけで「休みやすいか」というと、そうではないかと思います。
職場復帰までの制度は整っているという意味では休みを頂戴しやすいですが、全ての職員が休みやすいかと言うと、そうではありません。
それは、いつお休みをいただくことになっても、自分の体調を気遣って貰えるくらいの日頃の努力が必要不可欠だという事です。
中には、上手く馴染めない職場もあるでしょうし、
職場環境が良いとは言えない職場もあるとは思います。
私の職場も、異動で家も転居してきたその日から22時まで残業するような職場で、自分が休むことでのその他の職員の方の負担は計り知れないものがありました。
それでも、
- 順調に手続きして貰う事
- お休みの間に不快な思いをしない事
- 職場に暖かく迎え入れて貰う事
が出来たのは、
職場で誰もに嫌われないための、仕事以外での人間関係構築の努力と、日頃の仕事の頑張りが必要不可欠だったと思います。
私の場合は、嫌な上司でも、嫌われてる人でも同じように接したり、
昼休みや仕事の空き時間に自分から雑談しに行くくらいの努力をしていました。
嫌がらせがあるような職場でも、自分を理解して貰ったり自分の復帰を応援して貰うために努力を重ねていけば職場の方の懐に入っていけると思います。(サイコパス系の人は除きます。)
病気や体に不安がある人に公務員をおすすめする理由まとめ
体を壊したその瞬間に退職を決意せざるを得ない職場は残念ながら多いですが、復活して再度働くことが出来る選択肢がされていることが最大のメリットになります。
休んでもお休みが出来る制度が整っていること、復帰までの制度が整備されている事は素晴らしい事です。
周りの人や上司やら、色々な人に負担をかけてしまいますが、
万が一の時にもキャリアが途切れないとなると普段から安心して働くことが出来るのではと思います。
その結果、能力を存分に発揮出来るタイプであれば公務員が適職ではないか?と実感しています。
あなたにキャリアを諦めたりはして欲しくないです。
世間からは少数派かもしれないあなたの職業人生、
私は味方になって応援したいです。
また、私の経験談は国家公務員法に準じている機関の話です。地方公務員は所属の地方の条例により規定されています。それぞれの地方ごとに異なる点があります。詳しくはまず所属の休職規定や病休規定をご確認ください。
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また、お休みを取れる制度があるとはいえ、気になるのは「どの程度休みが取れる雰囲気なのか?」ってことかもしれません。
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